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一言で言うと
セントラリティ(Centrality)はアプリケーションを作るためのプラットフォームです。
イーサリアムと一緒ですね。(イーサリアムの記事はこちら)
では
イーサリアムとはだいたい同じならどこが違うのか?
スマートコントラクトはあるのでしょうか?
取引スピードは格段に速くなってたりするのでしょうか?
新たに独自機能があったりするのでしょうか?
具体的に見ていきたいと思います。
私はICOを見るとき
一番重要視しているのは、「どんな問題を解決してくるのか?」
といことです。そこがずれていると感じればその通貨には将来性を感じなくなってします。
ということで、まずは問題点、そして解決方法、競合通貨との比較、そしてまとめという流れで書いていきます。
Contents
問題点は?
ブロックチェーンなどを使った非中央集権型のサービスはその中のあり方を変える力を持っている。
そこでいろいろなアイデアが出てくるのだが
・ブロックチェーンを作れる人材には限りがある
というのが問題点の一つ目だ
逆に捉えると、イーサリアムではまだまだ開発者が参入するには難しいと言っていますね。
やりたいことは
セントラリティーが果たしているのはプラットフォーム、サービス、ライブラリを作ったということ。そしてこれらの部品を使って非中央集権化したアプリケーション(Dapps)を作れるようにすること。
これがセントラリティーだ。
主なお客は非中央集権で何かを作りたい優秀なベンチャー起業だとしている。必ずしもベンチャーというわけではないと思う新しいアイデアに新しい枠組みで取り組める機動力がある多くはそうなるということか。
どうやって?
提供するのは
ブロックチェーンのネットワーク認証、ハイブリッド財布
API/SDK、その他のマイクロサービス、ビックデータプラットフォーム
スマートコントラクトジェネレーター、トークン発行
と行ったものを含める
Centrality プラットフォームツールキットだ
さらに!!他のDAppsとの相互連携ができると言う
これ他のDAppsプラットフォームとの最大の違いではないだろうか
例えば、タクシーアプリとレストランアプリが連携して到着予定付近のレストランを探すなどなど、可能性はかなら膨らむ。
DApps同士の連携コストが低いことは様々なつながりを安く検証できることにもつながるしユーザーの利便性につながっていくのでないだろう。
イメージ的にはこんな感じで
様々なジャンルのアプリを扱うことができます。
App Boostingユーザー同士をつなげる仕組み
ホワイトペーパーを見ると
あるアプリのユーザーを別アプリにつなぐようなことでEcosystemを構築していると言う。
アプリとしては新規顧客獲得コストが大幅に減るというメリットがある
逆に言えば顧客が競合に流出するとも取れないがプラットフォーム参加のアプリ全体の成長は加速されるのか。
トドのつまり
ユーザーだったりユーザーデータだったりのやり取りがアプリ間で簡単に低コストでできるということだ。
ハンバーガのクーポンを配るアプリがあったとして、ユーザがとある店舗で使えるクーポンを手に入れたよしよう、さらに別アプリへのリンク、今回はタクシーアプリへのリンクがそこにあれば、ユーザーはClick一つでアプリは自動インストールされユーザーデータもすでに連携されているので、ユーザーはその煩わしさが全くない
といったユースケースだ。
プラットフォーム(イーサリアム)の上のプラットフォーム(セントラリティ)
冒頭でも言いましたが、セントラリティにおいてまず思いついた疑問として
- イーサリアムとはだいたい同じならどこが違うのか?
- スマートコントラクトはあるのでしょうか?
- 取引スピードは格段に速くなってたりするのでしょうか?
- 新たに独自機能があったりするのでしょうか?
それぞれ答えはホワイトペーパーに書いてありました。
まず、セントラリティトークンはERC20トークンとしてイーサリアムの公開ブロックチェーン上に実装されます。
ということでイーサリアム上なのでスマートコントラクトはもちろんあります。
取引スピードですが、コンソーシアムチェーンとういうものを実装していて、それでパフォーマンスや手数料をなくすような工夫がされているようです。
具体的にどれくらいのスピードアップにつながっているのかは明記されていません。
独自機能としては下図の通り
Core Service群を活用することでDAppの開発スピードが上がることと、Centralityでユーザーが様々なDAppsを使えるというEcosystemを利用できること。
さらにはBig data解析ツールを持っているということなどが独自機能といえます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
セントラリティでICOが6分で完売したという通貨の実態は
ERCトークンでイーサリアムプラットフォームをさらに便利化したプラットフォームでした。
位置付けの考え方としてはイーサリアムがインターネットのようななくてはならないインフラでセントラリティがandroidのような強力なプラットフォームという感じでしょうか。
またTGEという評価基準をある意味マーケティングの一つとして捉えれば
それを強みとして、どんどん質の言いアプリを配信していくことができればプラットフォームを確固たるものにできる可能性を秘めているのではないでしょうか。
参考参照
whitepaper: https://www.centrality.ai/wp-content/uploads/2018/01/Centrality-Whitepaper-final-2018020.pdf