こんな方におすすめ
- HitBTCからNOAH コインを送金したい
- HitBTCが日本人に対し急遽、本人確認を始めたのに驚きを隠せない
- 2940 NOAH (3000円)より大幅に損した話を聞きたい
6月2日にHitBTCからの"Request for Information"という以下のようなメールを受け取りました。
内容は
日本のIPアドレスからHitBTCへのアクセス歴がある方は、本日から14日以内にパスポート等の資料を提出して日本居住者でないことを証明できない場合にはサービスの提供が停止されるようです。なお、その際にはトークンの引き出しのみ可能となるとのこと。
です。
フィッシング詐欺という発言も聞きましたが、
フィッシング詐欺の理由としてメールリンクのドメインが違うという点がありましたが、実際、hitbtc.comのサブドメインなだけで正しいと思ったこと、また、hitbtc.comのリーガル情報に、同様の内容が掲載されていたことの二点から私は、公式からの発表と捉え、対応することにしました。さらにはこれを気にHitBTCではなくMEWにNOAHを保存してさらなる安定した上場先に送金する前準備としようと思いました。
最初は私がとった方法は、まずHitBTCでNOAHからBTCに交換しYobitへ送金、YobitでNOAHに変換し、MEWに送金しました
しかし!!!
残念ながら結果的に手数料が高くついてしましました!!
ということでタイトルの
HitBTCからノアコインを安く出金するしようと思ったら逆に高くついた
なので痛いですが結論をいうと普通に最初からHitBTCからMEWへ送金してもよかったな、と思っています。
コイン価格自体、相場ですのでタイミングはありますので一概に毎回たかくつくわけではないと思います。
少しでも皆様の参考になればと記事を書きました。
では本編始めます。
記事の内容
- 1、HitBTCでNOAHを指値でBTCへ
- 2、HitBTCからYobitへBTCを送金
- 3、YobitでNOAHに変換
- 4、YobitからMEWに送金
- 5、送金料をケチるな。取引所をまたぐには様々なリスクがある!
Contents
hitbtcのNOAHの出金手数料がベラ高い
HitBTCの取引手数料はこちらです。主要なコインの手数料はまぁ、普通です。
https://support.hitbtc.com/hc/en-us/articles/115005148605-Fees-and-limits
しかし目を疑ったのはNOAHの送金手数料が2940 NOAH だったことです。
これは普通に送金したのでは、かなりの痛手です
送金手数料は取引所とコインの運営側で策定するのでしょうか。。。それにしても何故この値段なのでしょう。ネットではNOAHのHitBTCから出させない作戦!?みたい文章もみましたが、本当の理由はよくわかってないです。(後々、と言うか本記事を書いてる後半でもしかしたら、という理由は一つ推測できました。)
なのでとにかく私は別の方法で送金を急ぎます。
HitBTCでNOAHを指値でBTCへ
今回の方法では取引手数料と送金手数料の合計が手数料になるので、
なるべく手数料を抑えたいですよね。そこで指値で取引を行っています。理由は
HitBTCでは指値では手数料が-0.01%なのです。
(※1: 詳細は最新 Trading-commissions )
HitBTCからYobitへBTCを送金
HitBTCで右上のDepositというリンクからしたの画面になりますので、
送金額と送金先アドレスを指定して、Withdrawボタンを押します。すると登録のEメールアドレスに確認メールが来ますので、そこでリンククリックで確認すれば送金手続き完了です。
送金する際はHitBTCのMain Accountにコインがないといけません。(Trading Accountではありません)
今回の私の送金先は
Yobitに行って、WalletからBTCのDepositをクリックすると自分のアドレスが表示されるので、そこで確認しました
(何やら1 aug8月以降は新しいwalletアドレスが必要ですと書いてあったので、8月以降はそこも留意してください)
YobitでNOAHに変換
20分ほどかかってYobitのアカウントに着金が確認できました
それではYobitでBTCからNOAH(ノアコイン)に取引します
ここで大失敗しました。
まず、アービトラジができるような価格差がありました。HitBTCで0.00000084で売ったのですが、送金後にYobitで買うときは0.0000009でした。Yobitの方が常時高いようです。この時点で7%の差額があるのは痛いですね。100000NOAHコインを持っていたとしたら1万近くのロスです。
そこで私は少しでも差分を埋めようと低い指値を入れて待っていました、それが大失敗の元でした、数時間後チャートをみてみると、すでに0.00000145という大暴騰を見せていました、直前にノアプロジェクト更新から、フィリピン独立記念に向けて着々と準備が進んでいますので期待していてくださいね、というコメントがきっかけになったのか、ものすごくあげていたので、私も慌てて指値をキャンセルして、今度は高騰の押し目狙いの0.00000137で買いを入れ、そこで取引することができたのですが、お次は一変、熱を覚ました鉄のように元の価格より少し下の一時は88ほど落ちてまた最初の95くらいで落ち着くという線を描きました。
ということで、
取引所をまたぐ場合は
- アービトラジを考慮に入れること
- 取引所をまたぐ間のボラティリティリスクがあること
を念頭に言えれないといけないのだなと深く反省し勉強しました。
また冒頭でなんでHitBTCの送金料が2940NOAHと著しく高いのかの推測として
余談ですが、NOAHが出回っている他の取引所のアービトラージが高いため結果的に総合手数料が3000円くらいになってしまうので、あえて高い料金を設定しているにではないか、と言う推測を持ちました。
YobitからMEWに送金
さて最後はyobitのNOAHをMEWに送るという作業です。
YobitのWalletをみるとOnline Walletと表示されるので取引所の保管方法としては好ましくないち判断できます。
なのでよりセキュリティリスクの少ないお財布に転送することは取引所のハッキングリスクヘッジにつながります。
MEW(マイイーサウォレット)はイーサリアムのお財布ですが、ERC20トークンであれば管理可能でノアコインをERC20トークンなので管理可能です。
そこでノアコインをエアドロップした後にきちんとノア(NOAH)残高が表示されるようにカスタムトークンを追加しておきましょう
Ether/トークンの送出を選択すると 画面右下のトークン残高欄に Show All Tokensというボタンが あります。 このボタンをクリックして、NOAHが 未だ追加されていない事を確認します。
カスタムトークンを追加ボタンより 以下のそれぞれの項目を入力して、 保存ボタンを押します。
- トークン契約アドレス: 0x58a4884182d9e835597f405e5f258290e46ae7c2
- トークンシンボル: NOAH
- ケタ数: 18
トークン残高欄と、送出数量の選択肢に NOAHが追加されていればNOAH COINの 追加は完了です。
あとは自信のMEWアドレスにYobitからの送金するだけです。
MEWで説明をしてきました。ハードウェアウォレットですでにNOAHをエアドロップされている方は、エアドロップ枠の管理がしやすいようにアドレスを分けて、今回のようにMEWに直接送金する方法も一つかと思います。しかし、その必要がない方であれば、以前Eメールからのマイイーサウォレットのフィッシングサイトにご注意!で紹介したように、MEWでもフィシング詐欺が頻繁に起こっているようですので、ハードウェアウォレットでのMEW連携が一番オススメです。まだお持ちでない方は、もしくは必要性がよくわからない方は是非こちらをご一読ください。
👇
Ledger nano sとUSBに保存するのと何が違うのか?【ハードウェアウォレット入門】
NOAHの仕手は怖い!
今回は仕手にやられたのではないかと推測しています。
ノア運営のコメントに合わせて、期待上げを装い一瞬で価格を1.5倍に持ち上げ、その後平坦に戻されたということです。
このことから二つの教訓を学びました。
いや、これだけ損をしたので学ばずには要られません。。。
はっきり行ってチャート分析で仕手がどの時点で下げに転じるかは読めないのでこれに関しては
1、より情報アンテナを貼るということと、
2、仕手の先手を取られれたと思ったら付き合わない
と言うとが大事だと思います。2、は結構勇気が入ります。今回もニュース(コメント)とこれまでないチャートに動き、取引量から乗り遅れてはNGと思い慌ててしまったのですが、そこは心も含め準備不足と諦める一手の方がよかったでしょう。
もちろん本当に乗り遅れて後悔するパターンもあるとは思うので一概に言えないのですが、今回はそういうことを学びました。
あと、これが仕手だとしたら、ですが、やはり相当なパワーを持っているので怖いですね。
【まとめ】送金料をケチるな。取引所をまたぐには様々なリスクがある!
いかがでしたでしょうか。
送金手数料の高さがいやで、迂回を試みましたが見事に損をする結果となっていまいました。
でもこれをお読まれた方が今回の私の反省点である
アービトラージ、タイミング等を見越して取引、転送すれば本来はトータルの手数料を安く抑えられることも不可能ではないと思います。ただし、NOAHコインの現在時点(2018/6/3)の上場先から考えると結構難しい問題ではありましたね。最初からそこを計算できていなかった私のミスです。大反省いたしました。
とはいえアービトラージが逆のパターンで、さらにレートの良い条件の取引所への転送だった場合はさらに手数料を抑えられる結果になるというのも事実でしょう。
つまりは総合でかかる手数料を安くしたい場合は、取引条件がよくなる取引所への迂回のみ成立するということ
トレードをするということは取引手数料や時価の影響を受けるということ
そして最後に、時間と労力も掛かるということも覚えておかなければなりません。実際私も今回の一連の作業には半日を費やしております。
次回からの上記のような事項を考えてから判断するようにしたいと思います。
また最後に
ノアは仕手が介入するとう噂は聞いたことはありますがその底力と言うか、今回はアクセルを軽く踏む練習を見たというか、フィリピン独立記念日に向けての動きの初動を匂わせるスパイクと考えることできます。とはいえ残り10日で5バイトかあげるには今回の動きはスパイクではダメで、上昇し続けるチャートを形成しなければ遅いと思うのも本音。次の一週間はNOAHから目が離せません。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
以上です。
参考参照
https://hardwarewallet-japan.com/ledger-nano-s-start/